簡単に言えば日の出前や日没前に、空が太陽の明かりから夜の闇までのグラデーションを見せる時間帯と言えばわかりやすいでしょうか。
実はマジックアワーを見たかった訳ではなく、狙いはパンスターズ彗星でした。4月中旬から下旬に接近すると言われており、約16万年周期ということですのでこれっきりのチャンスです。そして、4月17日がちょうど新月ということで、肉眼でも観測できるのではないかと期待に胸を膨らませて羽田空港近くの東の空が開けた公園まで出かけました。午前3時半頃から眠い目をこすりながら。
出かけるときは星が見えましたのでこれはと期待していたのですが、公園に着いてみるとやや雲が出ており結局のところ見つけることはできませんでした。東の空は開けているものの相当低い位置に見えるとのことでしたので、もしも雲がなければこの場所から見えたのかというと、それは謎です。海には進入灯橋梁が架かっており低い位置で視界を遮ってましたので。
着いた当初は真っ暗でコンパスを頼りに方角を確かめながら双眼鏡で探していたのですが、そうこうしているうちに空は明るくなってきます。そして低い位置には雲がかかっていることがわかり、今日は見れないと悟りました。残念と言えば残念な気持ちでしたが、しばらくすると空が赤く染まり始めマジックアワーが到来します。開けた場所ですので、空いっぱいにマジックアワーのグラデーションが広がります。そして視線をずらすとマジックアワーのオレンジの明かりを受け、滑走路脇で一夜を過ごしていた飛行機たちも輝き始めます。これは、なかなか壮観な眺めですね。整列したいくつもの飛行機たちが見れるのは羽田空港ならではの光景かもです。パンスターズ彗星を見ることはできませんでしたが、この場所ならではの良い景色を見ることができました。
繰り返しにはなりますが、結果としてパンスターズ彗星を見ることはできませんでしたので、雲がなければこの場所で見えたのかという謎は迷宮入りです。何せ約16万年周期ですし。永遠の謎というのもまたミステリアスな感じで良いですね。代わりに早朝のすがすがしい雰囲気の中でマジックアワーのきれいな景色が見れたのは良かったです。こうして超早起きな一日が始まるというのも何か得した感じがして楽しいですね。

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