天気の良い日に車を洗っていると虹が出ます。原理としては太陽の光が水滴に反射し、波長の違いから七色に分かれて見えるというものです。
空にできる自然の虹も原理は同じですが、いろんな気象条件が揃っていないといけませんので、なかなか見ることができません。ですが作ろうと思えば意外に簡単。天気の良い日に水をまけば、いとも簡単に虹が浮かび上がります。原理などの難しい話は抜きにして、虹を見るとその不思議な魅力から何か良いことがあるのではないかと思ってしまいます。もちろん手を伸ばしても掴むことはできないのですが、目の前にあるとつい手を伸ばしてしまいます。
そういえば、空にできる虹はここのところ見ていないような気がします。夕立が多いこの季節、外に出ていればちょくちょく見れそうな気もしますが、まぁ、雨の量が尋常ではないですよね。日光が差し込む隙がないくらいの黒く分厚い雲が覆ってますし。そして日中の暑さも尋常でなく外出する機会もめっきり減りました。ので、虹を見る機会がないというのも当たり前と言えば当たり前なように思います。
だからという訳ではないのですが、あえて天気の良い日に車を洗って虹を作って楽しんでます。暑さと引き換えに。実際に水を浴びる訳ではありませんが、水を見ていると涼しい気分にはなりますね。寒さが苦手な私は冬は自分で車を洗いません。ので、こうして車と水浴びするのは私にとっては夏風情です。最終的には汗だくになってしまいますが、車もきれいになりますし虹も見れますし気持ち的にはすっきりした気分になります。そして、きれいな車で出かけるのも気持ち良いものです。
よく、車を洗うと雨が降ると言いますが、これ不思議と当たっていると思います。実際に車を洗うと数日内に雨が降りますからね。車好きな人は雨が降るから車を洗うと言います。見方を変えると車を洗うと雨が降るのではなく、雨が降るから車を洗うとも言えると思います。私はそこまでの車好きではありませんが、結果として車好きの行動になっているというのがなんだかおもしろいですね。