いわゆる瀬戸内の風景とはテレビや映画で見るところではありますが、観光地という訳でもありませんので移動しながら通ることはあっても、そこに行ったことはありません。
瀬戸内とは言っても場所的には瀬戸内海全域になりますので、特にここという場所がある訳ではありません。太平洋や日本海などの海との違いは島が多いこと。海に無数の島が点在しているのが特徴で、いわゆる瀬戸内の風景として認識されているのは、瀬戸内海沿岸の地域を舞台としたお話で見る島の多い感じの風景だと思います。
瀬戸内海を見ると瀬戸内らしい風景だなと思います。個人的には単に島が多いことに加えて、何の船かわかりませんが中くらいの船がいる風景ですね。漁船っぽくもなく、タンカーのような大きな船でもなく。瀬戸内海の小さな海にちょうど良いサイズ感の船です。沿岸の町も大きくなくそれぞれの島に見合った感じの町ですね。
実は広島出身なのではありますが(カープファンであることからもわかるように)、海沿いの生まれではないためかいわゆる瀬戸内の風景とはそこまで見慣れているものでもなく、そこに故郷的な懐かしさは感じません。ので、瀬戸内の風景を見ると「瀬戸内らしい風景だな」と素直に思ってしまう訳です。水が苦手な私としては太平洋のような大きな海よりも瀬戸内海のような島のある海の方が落ち着きます。どこで船が沈もうともどこかの島へはなんとかたどり着けそうな気がしますので。
瀬戸内の風景を良い風景と思えて落ち着けるのは、海沿いではないものの瀬戸内海に面した広島出身であることも影響しているような気はします。見慣れていないと言いながらも日本全体で見れば数多く見ている部類に入るはずですので。気候が良ければ日が沈むまでしばらく見ておきたい風景だなと思いました(風が冷たくとても寒かったので長くは見てられませんでした)。夕暮れ時に辺りが赤っぽくなってくると瀬戸内の雰囲気が増すのでしょうね。