Arabiaの器たちの中でも特に気に入っているのがスンヌンタイのシリーズです。デザイン的にも明るくなりますしそのネーミングも好きですね。
これまでに黄色い器を使ったことがなかったように思います。スンヌンタイに料理を盛りつけると、とても新鮮な光景ですからね。なぜだか不思議と美味しそうにも見えますし。スンヌンタイの特徴でもある大きな黄色い花柄の器は、器自体が楽しい感じですし、もちろん料理を盛りつけても楽しい感じです。シリーズで使うとテーブル一面が明るい雰囲気になりますので、気分的にも楽しくなってきますね。
それもそのはず、スンヌンタイとはちょっと聞きなれない言葉ですが、フィンランド語で日曜日を意味します。言い換えると日曜日という名前の器になりますので、楽しい雰囲気になるのは当たり前なのかもしれません。名は体を表すと言いますがまさにその通りだと思います。あえて休日とは言わず日曜日と言うのが、特別な日ではなく毎週訪れる日常的な生活の雰囲気が感じられてとても良い感じだと思います。
日曜日が必ずしもお休みではない仕事も多々ありますので、人によって日曜日という言葉の感じ方は違うのだと思います。万人受けを狙うのであれば休日という名前の方が良いのかもしれませんが、あえて日曜日としているのが言葉のセンスを感じます。子供の頃は日曜日と言えばお休みなので、潜在的に楽しいイメージを持っているのかもしれませんね。そこを意識しているのかどうかはわかりませんが、日曜日の楽しいイメージが見事にデザインされていると思います。Arabiaの器全般ではありますが、裏のデザインまで凝ってますので。こうしたところがこのスンヌンタイを気に入っているポイントです。デザイナーのカイピアイネン氏も子供の頃のそうした日常的な楽しい記憶を思い出しながらデザインしたのかもしれませんね。
現代人の多くは日曜日の夜は憂鬱な時間帯とも言います。もちろん私もその内の一人ではありますが、日曜日の締めくくりとしてスンヌンタイで夜ご飯を食べ、楽しい雰囲気で月曜日を迎えることができれば良いですね。もちろん、日曜日にしか使えない器ではありませんので、月曜日でも火曜日でも好きな日にその日の気分をさらに盛り上げるために使うのが良いと思います。
コメントを書く