「さばご飯」

「さばご飯」

ご飯は炊飯器で炊くより土鍋で炊いた方がおいしいと言います。そして、さばのシーズンがやってきたこともあり、本日のディナーは土鍋で作るさばご飯です。

土鍋でとは考えたものの普段炊飯器を使っていると、なかなかお家にあるものではありませんので、早くも予定変更し代わりに普通のお鍋を使ってさばご飯を作っていきます。お鍋で炊くのは初めてなので、最初は炊飯器で炊くご飯との違いを確かめるためにも白いご飯でと考えたのですが、さばのシーズンでもありますしせっかくなので炊き込みご飯にしてみたという訳です。

威張って言うことではないのですが、生魚からさばいていくなんてことは普段からしませんので、ここは手間をかけずにすでに調理された出来合いのさばの塩焼きを使いました。この辺り、普段から料理するような雰囲気を見せながら実はそこまで手の込んだことまではしないというね。まぁ、効率的にやりましょうということで。そして、魚の小骨が苦手ということもあり(いい年して)、ちゃんと骨抜き処理がされているさばの塩焼きを使いました。この辺りはぬかりなしです。

できあがりとしては、とてもおいしそうに見えます。さばの形がそのまま残ってますので、誰が見てもさばご飯にしか見えません。しかし、食べてみると普通にご飯とおかずのさばの塩焼きを食べているのと変わりませんでした。味が見事に分離しているというか、さばご飯として両者が融合していませんね。思い当たる原因としては、やはり出来合いの塩焼きを使ったためでしょうね。さばはさばでしっかり塩味なのですが、これがご飯に絡んでいないというか。しかも、しょうがと三つ葉も少なかったのか、さらには醤油も少なかったのか、いわゆる炊き込みご飯の香ばしい味はなく、かなり薄味に仕上がってました。さばの塩味が濃かったのが不幸中の幸いと言いますか・・・。ある意味、美味しく食べることができたのですけど。

さて、お鍋で炊くご飯ですが、確かに炊飯器よりも美味しく炊けてるように思いました。でも、おそらくこれはお鍋で炊いたという体験が美味しくさせているのだと思います。何事も手間をかけた方が美味しく感じられるものですから。そして炊き込みご飯であるためか(かなり薄味ではありますが)、正直なところその違いがよくわかりませんでしたね。お鍋と土鍋では違うのかもですが。でもまぁ、お鍋でも簡単にご飯が炊けるということが分かりましたので、次回はさばをあらかじめほぐしてからご飯との融合を図りたいと思います。さすがにこれは間違いないでしょう。


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